日本最古の香辛料、山椒
うなぎ料理や七味唐辛子でおなじみの山椒
独特の清涼感とくせになる山椒
山椒の枝にはとげがあり、4月から5月に黄色い小さな花を咲かせます。この時期は新芽は木の芽和えにしたり、天ぷらにしたりもしてます。
山椒の実ができたら山椒しょうゆにしたり、ちりめん山椒を作ったり、山椒の実の佃煮にしたりします。
今日はちりめん山椒を作りました。
まずは山椒の実はアクもあるので下処理をしてから調理します。
山椒の実の下処理
水と塩少々と山椒の実を入れて沸騰させます。沸騰後、弱火で五分煮る。
ざるに打ち上げて2~3時間水にさらしてざるにうちあげます。
茹で上がってから水にさらす時間の長さで山椒の辛味が変わってきます。
辛味の好きな方は30分程度、苦手な方は一晩水にさらしてもよいです。
下処理をした実山椒でとっても簡単ちりめん山椒を作りました。
ちりめん約70~80グラム
実山椒 大さじ3
しょうゆ 大さじ1と二分の一
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ約二分の一
調味料を合わせて火にかけます
沸いたら火を弱めてちりめんじゃこ入れ炊きます
実山椒を加え煮汁がなくなるまで煮詰めれば完成
とっても簡単です。
ついつい実山椒をたくさん入れてしまいピリピリ佃煮になりました(笑)
先日、実山椒を街に販売に行ったときご購入のお客さんに作り方の説明をさせてもらいましたが後日「上手に美味しくできたよ」とおっしゃって、また買いにきてくれたリピーターさんが数人おいでました。とっても嬉しかったです。
山椒しょうゆと冷奴
下処理した実山椒を醤油につけこむだけのとっても簡単な山椒しょうゆ
冷奴にとっても合いますよ。お醤油はお刺身につけても美味しいです。
子供の頃、お年寄りが言っていたことを思い出しました。
山椒の葉や実をすりつぶして小さな池にいれたら魚のえらが麻痺して酔ったようになり、フラフラして浮いてくるから絶対やっちゃだめですよって言ってたなぁ~
山椒には舌などの感覚を麻痺させる作用があるみたいですね。
ちりめん山椒はご飯がすすみますね。
自然の恵み頂きました。